必見!薬剤師の仕事を学ぶ

2024年11月14日

人とは違う経験ができる食品衛生監視員という仕事

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食品衛生監視員は、薬剤師の資格を活かすことができる仕事の一つです。人とは違う仕事がしてみたいという希望を持っているなら、目指してみる価値のある仕事です。食品衛生監視員は、全国にある検疫所で外国から入ってくる食品の安全を監視したり、指導をしたりする国家公務員です。理化学的な検査や微生物学的な検査も行います。また感染症が外国から入ってくるのを防ぐことも、重要な業務に含まれます。

食品衛生監視員試験を受けるための受験資格

食品衛生監視員になるには、試験に合格する必要があります。その試験を受けるためには、受験資格の条件を満たしていなければいけません。先ずは、年齢に制限があるため、該当する年齢であることが求められます。

大学で薬学や畜産学、あるいは水産学又は農芸化学の課程を修了しているか、終了予定である必要もあります。薬剤師資格を持っている人は、薬学の課程を修了した人に該当するため問題ありません。

更に、定められた施設で所定の課程を修了あるいは修了見込みであることも、条件に含まれています。これらの条件を満たしている人で、国籍などの国家公務員になるための条件を同時に満たしていれば、食品衛生監視員の受験資格が有ります。

食品衛生監視員として仕事を始めるまでの流れ

食品衛生監視員になるための手順は、受験資格を持った人が申し込みをするところから始まります。申し込みをした後に、一次試験と二次試験を受けて最終合格すれば、仕事を始められるという流れになります。一次試験の後と二次試験の後の二回、合格者が発表されます。

一次試験の後に発表される合格者だけが、二次試験に進むことができます。つまり、二次試験の受験資格に一次試験の合格者であることが含まれるということです。二次試験の後に発表される合格者が最終合格者になります。

食品衛生監視員試験に合格するために必要な能力

食品衛生監視員試験の一次試験は、基礎能力試験と専門試験に分かれています。前者は、公務員として必要な一般的な能力が備わっていることを確かめるための試験です。

後者は、専門的な分野に関する知識を問う試験になります。配点の比重は、専門試験の方が重くなっています。二次試験は面接で、食品衛生監視員として問題がない人柄と対人スキルを備えていることを確認するための試験です。

一次試験は複数の会場で行われるので便利な試験会場を選んで受験することが可能ですが、二次試験は東京会場のみになります。